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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

ザックにもう一品・備えあれば憂いなし【イベント】

2006年04月03日
吉野
皆さんこんにちは
吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

4月になりました?。といってもまだ肌寒い大峯であります。月末は雪がふり道路はシャーベット状態、まだまだ油断できません。

さて先月の末、関係町村が行っているイベント【語り部養成講座】*(注1)に参加しました。
そのときの内容『【安全に山をガイドするために】講師:石原真(モンベルアウトドアチャレンジ)』がとても面白く参考になったのでほんの少しですが皆さんにご紹介したいと思います。
*(注1)【語り部養成講座】の趣旨等については簡単ですが一番下に書いておきます。

登山をする皆さんは登山装備の中に救急セットを入れていると思います(入れていない人は必ず入れて下さい)。皆さんはその救急セットの中にどんな物を入れていますか?

絆創膏や消毒液、三角巾であれば比較的多くの方が入れてあると思います。私も常に持ち運んでいます。 では『水』はどうでしょうか?
今回の講座に参加して参考になったアイテムとは『水』です、しかも『真水』。

水は汎用性があります。例えば、怪我をした時の傷口の洗浄や目にゴミが入った時に洗い流す水、非常時には飲料水になります。そうした危急時に水を確保するのは困難であり、常に持っていると重宝するアイテムだと思います。ガイドの方だけではなく皆さんも参考にしてはいかがでしょうか?

「緊急時・ビールじゃ洗えぬ・目玉かな」


・・・【語り部養成講座】の趣旨等について・・・

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の「吉野大峯」地域において、世界遺産の意義や地域の様々な魅力を来訪者とともに歩きながら案内して頂く語り部の養成を目指し吉野町、天川村、十津川村、吉野町観光ボランティアガイドの会、天川を学ぶ会、十津川鼓動の会が主催となって開催されました。


写  真:救急箱(ファーストエイドキット)
コメント:テーピングやライター・笛までありました。いっぱい詰めすぎてバテないよう「利用は計画的に」


写  真:山で歩けなくなった人を担ぐ方法?
コメント:ロッククライミングの道具であるスリング(既に輪になっている紐)を使って人の担ぎました? すごく重かったです。担げるけど長時間は歩けないかな


写  真:山で歩けなくなった人を担ぐ方法?
コメント:ザックを利用しての人の担ぎ方です。肩への負担が少なそう。