大台ヶ原ニホンジカ搬出処理方法等検討業務報告書
吉野熊野国立公園の大台ヶ原では「大台ヶ原自然再生推進計画2014」、「大台ヶ原ニホンジカ特定鳥獣保護管理計画（第3期）」に基づき、ニホンジカの個体数調整を含む自然再生事業を継続して実施しています。
今後ニホンジカの個体数調整を効果的に実施していくためには、大台ヶ原全体を対象として生息密度が高い区域や成獣メスが多い区域で捕獲を進める必要がありますが、従来、捕獲を実施してきた区域以外の区域は、地形が急峻な山中にあるため、人力による捕獲個体の搬出が難しいという課題があります。
本業務では、今後、大台ヶ原全体でニホンジカを捕獲・処理・搬出することが可能な体制を整えるため、捕獲したニホンジカを搬出・処理する最も効率的で経済的な方法を検討することを目的として検討しました。