「3R推進月間」における廃棄物等の不法輸出入監視に係る取組強化について
「3R推進月間」における廃棄物等の不法輸出入監視に係る取組強化について
近畿地方環境事務所
近畿地方環境事務所では、大阪税関及び神戸税関との連携の下、10月の3R推進月間の活動の一環として、廃棄物等の不法輸出入防止に向けた水際対策強化に取り組みます。
1.取組の背景
アジア各国の急速な経済成長に伴う資源需要の増大等を背景に、我が国からの循環資源の輸出が急増している一方、脱法的に廃棄物等を海外に輸出しようとしたり、相手国での環境上不適正な処理に伴い問題を引き起こしている事例が指摘されております。
このような状況を踏まえ、平成20年より、「リデュース・リユース・リサイクル推進月間」(略称:3R推進月間)の活動の一環として、環境省近畿地方環境事務所(以下、当事務所という。)では、大阪及び神戸税関との連携・協力の下、廃棄物等の不法輸出入防止に向けた水際対策強化に取り組んできました。
一昨年の3R推進月間においては、税関による貨物開披検査に当事務所が立ち会った結果、廃棄物の無確認輸出が認められ、昨年3月に輸出者を告発し(平成17年度の廃棄物処理法における輸出未遂罪の新設以降、初の告発となった)、同事業者は昨年8月に有罪が確定し、報道等でも広く取り上げられました。
しかし、依然として廃棄物等の不法輸出入のおそれのある事例はあとを絶たず、水際での監視体制を一層強化していく必要があります。
このため、本年10月の3R推進月間の活動の一環として、当事務所では、大阪税関及び神戸税関との連携強化の下、廃棄物等の不法投棄輸出入防止に向けた水際対策強化の取組を重点的に実施します。
2.取組内容
廃棄物等の不法輸出入の監視強化のため、以下のような取組を行います。
- ・
- 各税関による貨物開被検査への当事務所職員の立会強化
- ・
- 輸出入関係事業者に対し、パンフレットの配布等を通じた廃棄物等輸出入管理制度や事前相談制度に関する周知 等
3.立会強化期間及び場所
【大阪税関】
- ○日時:
- 平成23年10月3日(月)~14日(金)を中心とした期間
- ○場所:
- 大阪税関管轄地域内
【神戸税関】
- ○日時:
- 平成23年10月17(月)~31日(月)を中心とした期間
- ○場所:
- 神戸税関管轄地域内
4.関連資料
- ○別紙1
- 「(お知らせ)「リデュース・リユース・リサイクル推進月間」における地方環境事務所による廃棄物等の不法輸出入監視に係る取組強化について」
https://www.env.go.jp/press/14265.html - ○別紙2
- 「(お知らせ)平成23年度「3R推進月間」の行事等について」
https://www.env.go.jp/press/14271.html - ○別紙3
- 「(お知らせ)廃棄物処理法違反に問われていた祝氏貿易株式会社の有罪が確定」
https://kinki..env.go.jp/to_2010/0820a.html
5.問い合せ先
近畿地方環境事務所 廃棄物・リサイクル対策課 井上・谷津
TEL 06-4792-0702 FAX 06-4790-2800