健全な森ってどういう森?いま、どんな取組をしているの?
A.ニホンジカの影響を避けるため、現在ある立木の保護や、森の次世代の木々等が育つことができる環境を作る取組みをしています。また、人の利用による影響への対策として、歩道や道標の整備とともに、利用者のマナー向上を図る取組みを進めています。
ニホンジカによる森林生態系被害への対策
- シカによる植生への被害を抑えることや、東大台の森林がミヤコザサ草地に変わりつつある場所での樹木の減少を抑えることを目的に防鹿柵を設置・管理しています。
- 防鹿柵の外で、特に被害を受けやすい樹種に対して、樹皮剥ぎを防止するためのネットを設置しています。
森林が次の世代への更新することができる環境の保全と創出
- 倒木や大きな枝が折れるなどして森の上部に隙間ができて光が差し込む「林冠ギャップ地」や、東大台で森がミヤコザサ草地に変わりつつある疎林部で木々の実生の定着や稚樹の成長促進を目的として、小規模な防鹿柵を設置しています。これらの取組では必要に応じササ刈り等を適宜組み合わせた工夫を取り入れ順応的に管理します。
- ミヤコザサ草地や疎林部に生育するトウヒ等の針葉樹の自生稚樹の成長促進を目的とした稚樹保護柵を設置しています。ミヤコザサ等の影響で稚樹の成長が妨げられている場合はササ刈り等も実施しています。
人の利用による自然環境の衰退の抑制
歩道・道標整備により歩くことができる場所を明確にし、利用者の踏み込み等による植生被害の拡大を防止するとともに、ビジターセンター等におけるレクチャーや環境教育の実施により利用者マナーの向上を図り、人による生態系への被害を防止しています。
