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近畿地方環境事務所

ウミガメの産卵地保護のための自動車等の乗り入れ規制が始まります。

2011年04月18日

ウミガメの産卵地保護のための自動車等の乗り入れ規制が始まります。

近畿地方環境事務所

 ウミガメの産卵地保護のため、三重県七里御浜、和歌山県王子ヶ浜において、自動車等の乗り入れ規制が始まります。

日時:

 5月1日から9月30日

規制区域:

 三重県七里御浜及び和歌山県王子ヶ浜

規制内容:

 オフロード車、モーターボート等の無秩序な乗り回しによる自然景観や動植物の生息・生育環境の悪化を防止するため、平成2年より国立公園の特別地域内で、環境大臣が指定した区域では、車馬等を乗り入れる行為は自然公園法に基づく許可が必要となっています。違反者に対しては、50万円以下の罰金又は6ヶ月以下の懲役が課せられます。

 毎年、紀伊半島の砂浜にはウミガメが産卵のために上陸します。吉野熊野国立公園では、その上陸や産卵、ふ化の保護を目的とし、平成10年より、毎年5月1日から9月30日までの5ヶ月間、三重県の七里御浜と和歌山県の王子ヶ浜への自動車やバイク等の乗り入れを規制しています。

 この規制期間中、環境省では地元自治体や自然保護団体とともに合同パトロールを実施しています。地域住民をはじめ、関係者の方々にはこの乗り入れ規制にご理解をいただくとともに、ご協力をお願いいたします。

ウミガメ観察に係る注意事項:

 この期間中、朝早く浜を散歩するとウミガメの産卵やふ化に遭遇することが出来るかもしれません。産卵中、母ウミガメはお産で神経質になっています。また、子ガメも光に敏感になっており、海に帰るときに光があるとまっすぐ海に迎えません。ライトなどでは照らさず、静かに見守って下さい。

お問い合わせ:

 近畿地方環境事務所 熊野自然保護官事務所
 担当:新中、鎌田
 電話:0735-22-0342

添付資料:

 別紙乗り入れ規制区域図[PDF 1,454KB]

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