【きんき共創マッチング実施中】参加自治体による課題のリスト
このページでは、2022年9月12日~10月20日にかけて、自治体からご応募いただいた課題の内容を掲載しています。企業の皆様におかれましては、こちらをご覧いただいた上で、対話や共創を希望される自治体の課題を選び、その課題解決に資する内容についてご提案ください。 ご提案方法はこちらをご覧ください。
自治体及び提出された課題のリスト
自治体から提出されている課題は下表のとおりです。さらに、詳しい説明はクリックして該当する箇所をご覧ください。
番号 | 自治体名(部署名) | 課題のタイトル |
課題01 | 京都府亀岡市 (環境先進都市推進部環境政策課) |
スーパーのプラスチックごみを削減したい ~プラスチックごみゼロを目指し、市民の行動変容を促す~ |
課題02 | 大阪府阪南市 (未来創生部 シティプロモーション推進課) |
お茶とアマモから始まるカーボンニュートラル! 「はんなん・Co-ベネフィット」創出プロジェクト |
課題03 | 大阪府枚方市 (環境部環境政策課) |
市民が身近に感じる「カーボンニュートラル実現」のための取り組みの推進 |
課題04 | 兵庫県丹波篠山市 (農村環境課創造農村室) |
竹粉砕機貸出し事業の地域産業化 (公有財産の運用方法改善および新たな活用方法) |
課題05 | 兵庫県伊丹市 (グリーン戦略室) |
全国初!共創によるゼロカーボン実現 ~企業・伊丹市・森林自治体で作る新たな社会経済モデル~ |
課題06 | 大阪府八尾市 (環境保全課) |
仮想空間(メタバース・オンライン)で里山保全活動を知る! |
以下では、見出しに「自治体名」と「部署名」を記載し、続いて、①課題・テーマの題名、②解決したい課題等の背景と内容、③企業等の提案者に期待していること、④備考(PDF版の課題シート、補足資料など)を記載しています。
【課題01】京都府亀岡市(環境先進都市推進部環境政策課)
①課題・テーマの題名 |
スーパーのプラスチックごみを削減したい ~プラスチックごみゼロを目指し、市民の行動変容を促す~ |
②解決したい課題等の背景と内容 |
プラスチックごみゼロに向け、本市では、プラスチック製レジ袋の提供禁止条例を施行し、現在エコバッグ持参率98.2%となっています。次にペットボトルごみ削減のため、マイボトルの持参率向上のため、給水スポットの拡大などに取り組んでいるところです。 次のステップとなる、新たな使い捨てプラスチックごみの削減として、市民の生活に密着した、スーパーでの個別包装や食品トレイなどのプラスチック製品の削減に着目していますが、具体的な方法、コスト面や、市民が選択するという行動に繋げる方策を模索しています。 |
③企業等の提案者に期待していること |
持続可能となり、いずれ経済効果も生まれる方策。 また、新たな取組として、実証実験、行動変容を生む仕掛けづくりの研究など共同で実施し、学会等での発表にも繋げられるノウハウの提供を期待します。 シビックプライドの醸成のため、実施内容を広くアピールできる手法のアドバイスもいただけることを期待します。 |
④備考 |
・課題シート[PDF] ・亀岡市のウェブサイト https://www.city.kameoka.kyoto.jp/ |
【課題02】 大阪府阪南市(未来創生部 シティプロモーション推進課)
①課題・テーマの題名 |
お茶とアマモから始まるカーボンニュートラル! 「はんなん・Co-ベネフィット」創出プロジェクト |
②解決したい課題等の背景と内容 |
《背景》 ・大阪都市近郊にありながら、山と海が近く、浅瀬や干潟等の豊かな自然が残されたまち。 ・高度経済成長期以降に開発された住宅地で人口が増加。今後急速に少子・高齢化が進む。【令和4年3月末時点】 人口51,943人、高齢化率33.9% 《課題》 ・持続可能な地域社会を形成していくためには、地域資源を活かした経済循環が必要。 《事業の目的》 ・カーボンニュートラルを起点とした自然(里山・里海)と人が共生する持続可能なまちの実現 (図1) |
③企業等の提案者に期待していること |
・企業版ふるさと納税(人材派遣型含む)による支援 ・(仮称)はんなんCo-ベネフィット創出協議会への加入、共創 ・テレワークステーション・サテライトオフィスの利用 ・阪南市にサテライトオフィスを設置 ・地元企業・市民との交流・連携 ・大阪・関西万博TEAM EXPOでの共創 |
④備考 |
・課題シート[PDF] お茶とアマモから始まるカーボンニュートラル!「はんなん・Co-ベネフィット」創出プロジェクト”は、2022年度の自治体SDGsモデル事業として、内閣府より認定された阪南市全体の取組です。 詳しくは、内閣府「2022年度SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の選定について」のサイトにある阪南市の取り組みに関する資料をご参照ください。 【プレゼンテーション資料URL】 https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/teian/2022sdgs_pdf/presentation/28_P_hannanshi.pdf 【提案書類URL】 https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/teian/2022sdgs_pdf/teian/28_hannanshi.pdf ・阪南市のウェブサイト https://www.city.hannan.lg.jp/ |
【課題03】大阪府枚方市(環境部環境政策課)
①課題・テーマの題名 |
市民が身近に感じる「カーボンニュートラル実現」のための取り組みの推進 |
②解決したい課題等の背景と内容 |
環境施策では、「ごみの排出量」や「リサイクル率」などは、市町村レベルで具体的な実績を把握しているが、地球温暖化対策については、周知・啓発などのソフト面での取組の把握は可能だが、省エネ住宅の導入数や電動車の導入状況などのハード面は具体的な数値等が把握できていない。 そのため、市民にとっては地球温暖化対策の進捗を身近に感じることができない状況となっている。 |
③企業等の提案者に期待していること |
ZEH・ZEB、省エネ家電、EV・FCVといった市民生活に身近な脱炭素の取り組みの普及拡大に向けた具体策や普及啓発活動とともに、「現状や進捗状況」の把握・見える化に関する施策の提案 |
④備考 |
・課題シート[PDF] ・枚方市のウェブサイト https://www.city.hirakata.osaka.jp/front.html |
【課題04】兵庫県丹波篠山市(農村環境課創造農村室)
①課題・テーマの題名 |
竹粉砕機貸出し事業の地域産業化 (公有財産の運用方法改善および新たな活用方法) |
②解決したい課題等の背景と内容 |
公有財産として市が保有(管理・点検・修繕は市内業者委託)している竹粉砕機の貸出事業を民間事業者に全面委任し、地域の産業として発展させたいと考える。 (現状) ・竹粉砕機貸出し事業では市が受付窓口となり、利用申込をされた団体に、無償で指定期間内の貸し出しを行っている。(丹波篠山市ホームぺージより) (課題) ・貸出しの条件として、作業で発生した竹チップの一部を市へ提供いただいているが、提供されたチップをふくめて、チップの活用方法が明確ではなく、土壌改良剤や雑草の発生抑制として作業場で散布される利活用がほとんどである。 ・貸出しによって部品破損・故障が頻発するほか、保守点検、動産保険加入費用など、運用費用が財政を少なからず圧迫している。利用者からは好評を得ているサービスではあるが、明確な事業指標が定められておらず、行政サービスとしていつまで続けるのか財政当局から問われている。 |
③企業等の提案者に期待していること |
竹粉砕機も用いた竹林整備の促進及び、竹資源を活用した地域産業の発展。 ・竹粉砕機に関するすべての管理、運用。 ・竹資源が地域に利益をもたらす仕組みづくり。 ・市民の竹林整備意識の向上や実践活動の促進。 (写真) |
④備考 |
・課題シート[PDF] ・補足資料(丹波篠山市での竹に関する課題とあるべき姿)[PDF] ・丹波篠山市のウェブサイト https://www.city.tambasasayama.lg.jp/ |
【課題05】兵庫県伊丹市(グリーン戦略室)
①課題・テーマの題名 |
全国初!共創によるゼロカーボン実現 ~企業・伊丹市・森林自治体で作る新たな社会経済モデル |
②解決したい課題等の背景と内容 |
国は、2050年ゼロカーボンに向けて国民・民間事業者等と連携した取組を展開しています。その一方で、ゼロカーボン実現となった事例は存在しないのが現状です。この課題は、技術進歩や社会制度の整備が進んでいないことが要因なのでしょうか? 伊丹市は、今の技術や社会制度を活用した新しい社会経済モデルが構築されていない事が課題と考えます。 この課題に対し、「自治体だからできること」として、下記2つの新たな社会経済モデル構築を検討しております。(図1) 【検討施策①:森林保全を通じたゼロカーボン実現】 [従来の社会経済モデル] 森林自治体単独で行う森林整備 ↓ [新たな社会経済モデル] 都市自治体・企業も共創した森林保全及び新たな価値創出 【検討施策②:市民と共創する都市部の新たな環境価値創造】 [従来の社会経済モデル] 人口集中している都市部は、資源を消費して大量のCO2排出を行う ↓ [新たな社会経済モデル] 都市部のCO2排出量削減を新たな環境価値として創出 検討施策① 及び 検討施策②の詳しい説明資料はこちらをご覧ください。 |
③企業等の提案者に期待していること |
2050年ゼロカーボン実現は、「従来の社会経済モデル」から「新たな社会経済モデル」へ変革が必要であると考えております。 上記に、提案しました施策は検討段階であり、「自治体だからできること」、「企業だからできること」を踏まえ、互いに共創して新たな社会経済モデルを構築できればと考えております。 幅広くご意見・ご提案いただければと思いますので、宜しくお願い致します。 |
④備考 |
・課題シート[PDF] ・伊丹市のウェブサイト https://www.city.itami.lg.jp/ |
【課題06】大阪府八尾市(環境部環境保全課)
①課題・テーマの題名 |
仮想空間(メタバース・オンライン)で里山保全活動を知る! |
②解決したい課題等の背景と内容 |
八尾市には、奈良県との県境の東部に生駒山系である、高安山があるが、その山の木々を活かした木質バイオマスの活用の検討が進んでいない。高安山では、森林整備活動を市民団体が行っているが、高齢化や人手不足で悩んでおり、CO2吸収源である森林の整備がなかなか進んでいない現状である。また、高安山のふもとである高安地域には、絶滅危惧種であるニッポンバラタナゴが生息する数少ない地域であるが、八尾市民でもニッポンバラタナゴを知っている人は少ない。そのため、ニッポンバラタナゴがすんでいることを知らずに、周辺で農薬を使った農業を行うなど、生態系が脅かされるような事態になっている。(写真) |
③企業等の提案者に期待していること |
VR・メタバース等の最新技術を活用した八尾市の里山保全の啓発パッケージを提案いただき、八尾市の森林整備や池干、ニッポンバラタナゴの生態、外来生物への対策などにゲーム性をもたせ、里山保全活動の重要さを知ってもらう。 |
④備考 |
・ 課題シート[PDF] ・ 八尾市のウェブサイト https://www.city.yao.osaka.jp/ |