大台ヶ原の妖怪って?
A.大台ヶ原は、古くから「魔の山」、「迷いの山」として恐れられてきました。想像上の魔物の話などを通して、厳しい自然との接し方が語り継がれてきたようです。
ヒダルガミ
山で突然、体が動かなくなる…この不思議な現象を引き起こすのが「ヒダルガミ」(ダル・ダリ)です。 邪心を持つ人間に森の精霊が忠告するとも考えられます。そのため、弁当をひとくち残してヒダルガミにお供えし、また、とりつかれた人はご飯を一粒でも口にするとたちまち治ると言い伝えられています。
一本たたら
「果ての二十日に叔母峰を越すな、越せば一本たたらに生き血を吸われる」と恐れられた妖怪「一本たたら」。その正体は、豪雨などの厳しい自然現象ともいわれています。「一本たたら」は、自然と人間との関わり方を示す山の守り神ともいえるでしょう。この言い伝えは、謙虚で純粋な心で大台ヶ原に入るように、という私達への戒めでもあるのです。
