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【募集】大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画(第2期)に対する意見公募

2007.02.19 近畿地方環境事務所

環境省近畿地方環境事務所では、大台ヶ原におけるニホンジカによる自然植生への影響を軽減し、森林生態系のこれ以上の衰退を防ぐことを目的に、「大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画」(計画期間:平成14年度から平成18年度、以下、第1期計画とする)を策定し、ニホンジカの保護管理を実施してきました。
今般、大台ヶ原自然再生推進計画評価委員会の下に設置したニホンジカ保護管理部会において第1期計画の実施結果の評価を行うとともに、「大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画(第2期)」(計画期間:平成19年度から平成23年度)の策定に向けて、検討を進めてきました。
今回、部会での検討結果を踏まえ策定した「大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画(第2期)案」について、広く国民のみなさまのご意見をお聞きするため、平成19年2月19日から平成19年3月13日までの間、意見公募を行います。
なお、提出頂いた意見については、その概要をとりまとめて、3月中旬に予定されている、大台ヶ原自然再生推進計画評価委員会での議論の参考にさせて頂きます。

1.意見公募対象

大台原ニホンジカ保護管理計画(第2期)案 [PDF]

2.意見提出方法

意見募集要項 [PDF]にもとづき、郵送、ファクシミリ、電子メールにて提出してください。
※お電話でのご意見は受けかねますのでご了承下さい。

3.計画策定の目的

大台ヶ原では林床植生の減少、実生や小径木の消失、ミヤコザサ等の草地の拡大、樹木への剥皮に伴う林冠構成種の枯死等により、天然更新が阻害され森林が衰退するとともに生物多様性が減少しています。
このような影響が少なかった昭和30年代前半の森林を再生させるには、現存するブナやトウヒ・ウラジロモミなどの樹齢からみて約100年はかかると考えられます。
また、森林の衰退には、人為、自然の要因が複合して関与しているため、大台ヶ原の森林生態系の保全・回復には、その要因に対して総合的な対応を考えなければなりません。
大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画では「大台ヶ原自然再生推進計画」に基づき、森林生態系のこれ以上の衰退を防止するため、ニホンジカによる自然植生への影響の軽減を図るとともに、将来的には、健全なニホンジカ個体群を維持する生息環境を回復させるとともに、大台ヶ原の現存する森林生態系の保全を図ることにより、健全な森林生態系を取り戻すことを目的としています。
第2期計画の計画期間である平成19年度から平成23年度の5年間では、ニホンジカ個体群による自然植生への影響の軽減を目指します。

4.計画の位置づけ

「大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画」は、「森林生態系保全再生計画」、「新しい利用のあり方推進計画」とともに、「大台ヶ原自然再生推進計画」(平成17年策定)を構成しています。
また、奈良県が現在策定中の、「奈良県ニホンジカ特定鳥獣保護管理計画~第3次~」の地域計画として位置づけられる予定です。

5.添付資料

(1)
大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画(第2期)案 [PDF 687KB]
(2)
参考資料
[1]土地利用区分図(鳥獣保護区) [PDF 2,999KB]
[2]土地利用区分図(国立公園) [PDF 3,026KB]
[3]ルートセンサス位置図 [PDF 120KB]
[4]区画法位置図 [PDF 134KB]
[5]糞粒法全地点調査結果 [PDF 10KB]
[6]糞粒法調査位置図 [PDF 1,135KB]
[7]植生保全対策実施状況 [PDF 14KB]
[8]防鹿柵設置位置図 [高解像度版 PDF 6,653KB] [低解像度版 PDF 1,984KB]
[9]個体数調整シュミレーション [PDF 45KB]
(3)
意見募集要項 [PDF 15KB]
(4)
大台ヶ原自然再生推進計画を参照下さい。[大台ヶ原自然再生ページ]
(5)
大台ヶ原ニホンジカ保護管理計画(第1期計画)を参照下さい。[大台ヶ原自然再生ページ]
(6)
これまでのニホンジカ保護管理部会の資料、議事録等を参照下さい。[大台ヶ原自然再生ページ]

大台ヶ原自然再生事業の概要は「大台ヶ原自然再生ホームページ」を参照願います。

6.連絡先

近畿地方環境事務所 野生生物課
〒540-6591 大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル8階
TEL:06-4792-0706  FAX:06-4790-2800
課長:高橋
担当:西野