吉野熊野国立公園 熊野
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2006年07月24日串本海中観察会、実施!! 【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
こんにちは。熊野AR鈴木です。
昨日の7月23日に串本海中観察会を実施しました!
当日は残念ながら雨模様。今回は波の落ち着いている、通称「東出の浜」(串本町高富)にて海中観察会を行いました。11月にラムサール条約に指定された場所でもあるんですよ。
午前中はスノーケルの道具の使い方や危険な生き物を紹介し、午後からはいざ海の中へ!参加者8名とともにこんな生き物を観察することが出来ました。
写真:クシハダミドリイシ (撮影:2004.7)
テーブルサンゴと呼ばれています。串本海中公園では、潜るとすぐにこのサンゴで埋め尽くされている海底を見ることができます。きれいです。
写真:シコロサンゴ(撮影:2006.7.20)
写真:サンゴで埋め尽くされた海の底 写真がブレていて解りづらいですが、ソラスズメダイとクロホシイシモチもいるんです。(撮影:2006.7.23)
写真:ノコギリウニ(撮影:2006.7.20)
この他にも、今回の海中観察会ではオヤビッチャやニシキベラ、ハコフグ、ムラサキウニやラッパウニ等々の生き物を観察出来ました。
今回の参加者は70代の方もいましたが、とても元気で海から上がったときの笑顔が最高でした!ちょっと海の波で酔ってしまった子もいましたが、コンディションの良い時にまた再チャレンジしてみて欲しいです。
写真:海中観察会のようす スノーケルを使わなくてもこんなにぷかぷか浮いちゃいます。きちんとした使い方を知っていれば、ラク?に海の中をのぞけちゃいますよ。(撮影:2006.7.23)
今年の環境省が行う海中観察会は今回で終わりですが、串本海中公園はいろいろな生物が観察できるとても面白い場所です。みなさん、ぜひぜひ来年は海中観察会でお会いしましょう!!
昨日の7月23日に串本海中観察会を実施しました!
当日は残念ながら雨模様。今回は波の落ち着いている、通称「東出の浜」(串本町高富)にて海中観察会を行いました。11月にラムサール条約に指定された場所でもあるんですよ。
午前中はスノーケルの道具の使い方や危険な生き物を紹介し、午後からはいざ海の中へ!参加者8名とともにこんな生き物を観察することが出来ました。
写真:クシハダミドリイシ (撮影:2004.7)
テーブルサンゴと呼ばれています。串本海中公園では、潜るとすぐにこのサンゴで埋め尽くされている海底を見ることができます。きれいです。
写真:シコロサンゴ(撮影:2006.7.20)
写真:サンゴで埋め尽くされた海の底 写真がブレていて解りづらいですが、ソラスズメダイとクロホシイシモチもいるんです。(撮影:2006.7.23)
写真:ノコギリウニ(撮影:2006.7.20)
この他にも、今回の海中観察会ではオヤビッチャやニシキベラ、ハコフグ、ムラサキウニやラッパウニ等々の生き物を観察出来ました。
今回の参加者は70代の方もいましたが、とても元気で海から上がったときの笑顔が最高でした!ちょっと海の波で酔ってしまった子もいましたが、コンディションの良い時にまた再チャレンジしてみて欲しいです。
写真:海中観察会のようす スノーケルを使わなくてもこんなにぷかぷか浮いちゃいます。きちんとした使い方を知っていれば、ラク?に海の中をのぞけちゃいますよ。(撮影:2006.7.23)
今年の環境省が行う海中観察会は今回で終わりですが、串本海中公園はいろいろな生物が観察できるとても面白い場所です。みなさん、ぜひぜひ来年は海中観察会でお会いしましょう!!
2006年07月19日熊野花ごよみ -7月- 【植物】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
こんにちは。熊野AR鈴木です。
14日の神戸AR日記のアジサイ、綺麗ですね?。
熊野地域ではアジサイはもう終わり、いまではハマオモトがとても綺麗に咲いてますよ。三重県七里御浜の国道42号線沿いや宇久井半島、串本錆浦海岸など、暖地の海岸の砂地でよく見られます。
写真:ハマオモト(浜万年青)(2006.7.13撮影)
【学名】Crinum asiaticum var. japonicum
【科】ヒガンバナ科
【花の咲く時期】7?9月
写真:ハマオモトの蕾(2006.7.13撮影)
写真:ハマオモトの花、アップ!(2006.7.13撮影)
ハマオモトは常緑の多年草です。はじめはぎゅっと閉じている蕾も少しずつ広がり、パッと白い花を散形状に多数つけて咲かせます。特に夜は香りが強く感じられるそうです。今晩、夜な夜な匂いを嗅ぎにいこうと思います。
14日の神戸AR日記のアジサイ、綺麗ですね?。
熊野地域ではアジサイはもう終わり、いまではハマオモトがとても綺麗に咲いてますよ。三重県七里御浜の国道42号線沿いや宇久井半島、串本錆浦海岸など、暖地の海岸の砂地でよく見られます。
写真:ハマオモト(浜万年青)(2006.7.13撮影)
【学名】Crinum asiaticum var. japonicum
【科】ヒガンバナ科
【花の咲く時期】7?9月
写真:ハマオモトの蕾(2006.7.13撮影)
写真:ハマオモトの花、アップ!(2006.7.13撮影)
ハマオモトは常緑の多年草です。はじめはぎゅっと閉じている蕾も少しずつ広がり、パッと白い花を散形状に多数つけて咲かせます。特に夜は香りが強く感じられるそうです。今晩、夜な夜な匂いを嗅ぎにいこうと思います。
2006年07月13日宇久井ビジターセンターオープン!! 【利用・施設】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
みなさんこんにちは。熊野AR鈴木です。
今日は待ちに待った宇久井ビジターセンターオープンの様子を報告します!
前日どしゃ降りの雨が降っていた熊野地域でしたが、7/9(日)のオープン式典当日は晴天に恵まれて開催することが出来ました。無事式典も終了し、テープカット後には館内を皆さんに見て頂くことができて、うれしい限りです。これからはこの宇久井ビジターセンターを拠点に、自然情報の提供から自然ふれあい行事開催などを行って、来館してくださった皆さんに満足してもらえるようなビジターセンターを目指したいと思います。
写真:宇久井ビジターセンター、オープン!!(2006.7.9撮影)
さてさて式典終了後には、開館記念イベント「探検!宇久井の森」を行いました。宇久井半島に住む植物や昆虫を観察しました。講師は熊野自然保護連絡協議会の瀧野先生と南先生です。参加者は計25名、その内子どもが11名です。
まずはじめは、ビジターセンターのレクチャー室で、フィールドに出る前に宇久井半島にはどんな生き物がいるのか予習をしました。瀧野先生は写真を使って植物について、南先生は標本箱の前で詳しい説明をしてくれました。
写真:開館記念イベント レクチャー室にて写真を見ながら教えてもらいました。みんな真剣です。(2006.7.9撮影)
その後早速外に出て、みんなで駒が崎灯台を目指していざ出発!出発してすぐにヤマモモの大木を発見。ヤマモモの実を採ってもらい、子ども達はおいしそうに食べてました。先生がマテバシイを見つけて、「マテバシイは生でもおいしいよ」と教えてくれましたが、見つけたのは腐ったものばかり。木についている去年実った青い実が、今年おいしくなることを祈るばかりです。ずんずん進んでいくとアオスジアゲハやウズバキトンボ、シゲオマイマイ等を観察することができました。大量の蚊に刺されながらも、子ども達の声が響きわたる観察会は無事終了しました!
写真:シゲオマイマイ (2006.7.9撮影)
その後参加者に書いてもらったアンケートには、「今後宇久井ビジターセンターに期待すること、参加したいイベント」の項で「観察会をたくさんやってほしい」、「子どもでも楽しめる観察会をもっとやって欲しい」等の意見をもらいました。参考にして、プログラムの企画をしていければと思います。ありがとうございました!
最後になりましたが、とても日差しが強く蒸し暑いなか、式典出席者の皆様をはじめ、有志で式典準備等のお手伝いをしてくださった宇久井の地元の方々、本当にありがとうございました!これからの宇久井ビジターセンターに乞うご期待です!!
今日は待ちに待った宇久井ビジターセンターオープンの様子を報告します!
前日どしゃ降りの雨が降っていた熊野地域でしたが、7/9(日)のオープン式典当日は晴天に恵まれて開催することが出来ました。無事式典も終了し、テープカット後には館内を皆さんに見て頂くことができて、うれしい限りです。これからはこの宇久井ビジターセンターを拠点に、自然情報の提供から自然ふれあい行事開催などを行って、来館してくださった皆さんに満足してもらえるようなビジターセンターを目指したいと思います。
写真:宇久井ビジターセンター、オープン!!(2006.7.9撮影)
さてさて式典終了後には、開館記念イベント「探検!宇久井の森」を行いました。宇久井半島に住む植物や昆虫を観察しました。講師は熊野自然保護連絡協議会の瀧野先生と南先生です。参加者は計25名、その内子どもが11名です。
まずはじめは、ビジターセンターのレクチャー室で、フィールドに出る前に宇久井半島にはどんな生き物がいるのか予習をしました。瀧野先生は写真を使って植物について、南先生は標本箱の前で詳しい説明をしてくれました。
写真:開館記念イベント レクチャー室にて写真を見ながら教えてもらいました。みんな真剣です。(2006.7.9撮影)
その後早速外に出て、みんなで駒が崎灯台を目指していざ出発!出発してすぐにヤマモモの大木を発見。ヤマモモの実を採ってもらい、子ども達はおいしそうに食べてました。先生がマテバシイを見つけて、「マテバシイは生でもおいしいよ」と教えてくれましたが、見つけたのは腐ったものばかり。木についている去年実った青い実が、今年おいしくなることを祈るばかりです。ずんずん進んでいくとアオスジアゲハやウズバキトンボ、シゲオマイマイ等を観察することができました。大量の蚊に刺されながらも、子ども達の声が響きわたる観察会は無事終了しました!
写真:シゲオマイマイ (2006.7.9撮影)
その後参加者に書いてもらったアンケートには、「今後宇久井ビジターセンターに期待すること、参加したいイベント」の項で「観察会をたくさんやってほしい」、「子どもでも楽しめる観察会をもっとやって欲しい」等の意見をもらいました。参考にして、プログラムの企画をしていければと思います。ありがとうございました!
最後になりましたが、とても日差しが強く蒸し暑いなか、式典出席者の皆様をはじめ、有志で式典準備等のお手伝いをしてくださった宇久井の地元の方々、本当にありがとうございました!これからの宇久井ビジターセンターに乞うご期待です!!
2006年07月06日ウミガメ、上陸しています。 【動物 利用・施設】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
みなさん、こんにちは。熊野ARの鈴木です。
今日は7月3日に実施した車馬等乗り入れ規制パトロールの報告をします。
ウミガメの産卵ラッシュが続いている中、パトロール当日に2頭のアカウミガメが上陸しました!!1頭は御浜町で無事産卵しました。もう1頭は4時半頃に熊野市七里御浜の海岸で、地元の方により発見されました。このアカウミガメは9時半頃まで陸にいました。産卵に適した場所を探して計6箇所の穴を掘ったのですが、砂の粒が大き過ぎたためか産卵はせずに海に帰っていきました。
写真:アカウミガメ上陸!! (2006.7.3撮影)
写真:アカウミガメの上陸跡 七里御浜(2006.7.3撮影)
このアカウミガメのお尻のほうを見てみると、肛門は少し腫れ、とても膨らんでいました。熊野市のパトロールの方から、「卵が入っているから膨らんでいるんだよ」と教えてもらいました。
写真:アカウミガメのお尻 (2006.7.3撮影)
もう産みたいけど、産めない・・・そんなアカウミガメの気持ちを考えると、少しでも産卵に適した場所を守っていければと思いました。
今日は7月3日に実施した車馬等乗り入れ規制パトロールの報告をします。
ウミガメの産卵ラッシュが続いている中、パトロール当日に2頭のアカウミガメが上陸しました!!1頭は御浜町で無事産卵しました。もう1頭は4時半頃に熊野市七里御浜の海岸で、地元の方により発見されました。このアカウミガメは9時半頃まで陸にいました。産卵に適した場所を探して計6箇所の穴を掘ったのですが、砂の粒が大き過ぎたためか産卵はせずに海に帰っていきました。
写真:アカウミガメ上陸!! (2006.7.3撮影)
写真:アカウミガメの上陸跡 七里御浜(2006.7.3撮影)
このアカウミガメのお尻のほうを見てみると、肛門は少し腫れ、とても膨らんでいました。熊野市のパトロールの方から、「卵が入っているから膨らんでいるんだよ」と教えてもらいました。
写真:アカウミガメのお尻 (2006.7.3撮影)
もう産みたいけど、産めない・・・そんなアカウミガメの気持ちを考えると、少しでも産卵に適した場所を守っていければと思いました。
2006年06月27日オープンまで大忙し。 【利用・施設 植物】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
みなさん、こんにちは!熊野ARの鈴木です。
最近の熊野は、どんより曇り空が続いています。
通勤途中にいつも見ている千穂が峯や神倉山も、ガスっていてうっすらと見えるばかりです。
今の私は宇久井VCオープンまでの準備で大忙しです。
待ちに待った宇久井VCのオープンなので、締め切りに追われる仕事でも、うっすら微笑みを浮かべて取り組んでおります。
最近は出張先といえば、宇久井半島。いま、宇久井半島の入り口には満開のアジサイが出迎えてくれます。もうすぐハマオモトやアオノクマタケランも花の咲く時期を迎え、ヤマモモは甘酸っぱい実を実らせています。
写真:蕾をつけたアオノクマタケラン(2006.6.10撮影)
写真:ヤマモモの実 もう少しで熟れそうです(2006.6.10撮影)
私、鈴木は、今後も旬な宇久井半島を堪能していきたいと思います。オープンまでは、事務所で宇久井を満喫します。
最近の熊野は、どんより曇り空が続いています。
通勤途中にいつも見ている千穂が峯や神倉山も、ガスっていてうっすらと見えるばかりです。
今の私は宇久井VCオープンまでの準備で大忙しです。
待ちに待った宇久井VCのオープンなので、締め切りに追われる仕事でも、うっすら微笑みを浮かべて取り組んでおります。
最近は出張先といえば、宇久井半島。いま、宇久井半島の入り口には満開のアジサイが出迎えてくれます。もうすぐハマオモトやアオノクマタケランも花の咲く時期を迎え、ヤマモモは甘酸っぱい実を実らせています。
写真:蕾をつけたアオノクマタケラン(2006.6.10撮影)
写真:ヤマモモの実 もう少しで熟れそうです(2006.6.10撮影)
私、鈴木は、今後も旬な宇久井半島を堪能していきたいと思います。オープンまでは、事務所で宇久井を満喫します。
2006年06月22日宇久井ビジターセンター、オープンします!! 【利用・施設】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
こんにちは、熊野AR鈴木です。
以前からちょくちょくAR日記にも書いていたいましたが・・・宇久井ビジターセンターが7月9日(日)にオープンします!!やっとです。でも・・・あっという間でした。
写真:宇久井ビジターセンター(2006.6.22撮影)
オープン当日は開館式典を午後1時半から行い、式典後には館内を自由に見ることができるようになります。やっと皆さんに写真だけでなく、実物を見てもらえるのかと思うといまから心躍ります(うれしさと落ち着きの無さからくるものですが)。
宇久井VCでは、自然情報の提供のほか、ここを拠点として自然観察会等を行う予定です。観察会の詳しい情報は、今後AR日記にも書いていきたいと思います。
さてさて宇久井VCってどこにあるの???という人のためにアクセス情報をお知らせします。
電車の場合:
JR紀勢本線宇久井駅下車 車で約5分(歩くとたぶん15分くらいはかかると思われます。)
自動車の場合:
【大阪方面】 阪和自動車道みなべICから国道42号線を経由して新宮方面へ車で120km(所要時間約4時間半)
【名古屋方面】伊勢自動車道を大宮大台ICから国道42号線を経由して那那智勝浦町方面に車で110km(所要時間約4時間)
大阪や名古屋からだとかなり遠いですね。熊野は「陸の孤島」といわれていますが納得できますね?。けれども熊野地方には熊野三山や七里御浜をはじめ、透きとおった海や川で遊べる施設があるなどなど見所が多々あるので、とてもリフレッシュできますよ。おすすめです。
夏休みの計画はもう立っちゃいましたね。皆さん、ウェルカムです。
以前からちょくちょくAR日記にも書いていたいましたが・・・宇久井ビジターセンターが7月9日(日)にオープンします!!やっとです。でも・・・あっという間でした。
写真:宇久井ビジターセンター(2006.6.22撮影)
オープン当日は開館式典を午後1時半から行い、式典後には館内を自由に見ることができるようになります。やっと皆さんに写真だけでなく、実物を見てもらえるのかと思うといまから心躍ります(うれしさと落ち着きの無さからくるものですが)。
宇久井VCでは、自然情報の提供のほか、ここを拠点として自然観察会等を行う予定です。観察会の詳しい情報は、今後AR日記にも書いていきたいと思います。
さてさて宇久井VCってどこにあるの???という人のためにアクセス情報をお知らせします。
電車の場合:
JR紀勢本線宇久井駅下車 車で約5分(歩くとたぶん15分くらいはかかると思われます。)
自動車の場合:
【大阪方面】 阪和自動車道みなべICから国道42号線を経由して新宮方面へ車で120km(所要時間約4時間半)
【名古屋方面】伊勢自動車道を大宮大台ICから国道42号線を経由して那那智勝浦町方面に車で110km(所要時間約4時間)
大阪や名古屋からだとかなり遠いですね。熊野は「陸の孤島」といわれていますが納得できますね?。けれども熊野地方には熊野三山や七里御浜をはじめ、透きとおった海や川で遊べる施設があるなどなど見所が多々あるので、とてもリフレッシュできますよ。おすすめです。
夏休みの計画はもう立っちゃいましたね。皆さん、ウェルカムです。
2006年06月14日見頃、ハマカンゾウ。 【植物】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
2006年06月05日海中公園とのお付き合い 【動物 その他】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
みなさんこんにちは。先週末、今年初スノーケリングをしてきた熊野AR鈴木です。
今日は吉野熊野国立公園の海について紹介します。
吉野熊野国立公園の熊野地域は、三重県尾鷲市から和歌山県串本町の海岸部がほぼ区域に入っています。以前日記に書いたことのあるウミガメの上陸する七里御浜や、7月に開館する宇久井ビジターセンターのある宇久井半島に囲まれた海(汀線から境界1kmまで)も国立公園になります。
潮岬周辺や二木島には海中公園もあります。海中公園とは公園内のすぐれた海中景観を保護するために指定された地区のことです。今年1月には、串本海中公園を含む串本の海が「串本沿岸海域」として、ラムサール条約に指定されました。
串本の海は黒潮が本州で最も接近していて、熱帯性の生物が多く見られます。なんと串本の海にはサンゴも見られるんですよ!その数、約120種!!少し潜れば、すぐ下はもうテーブル状のサンゴ(クシハダミドリイシなど)で海底が埋め尽くされているんです。素晴らしいです?。
写真:串本沿岸海域のクシハダミドリイシ(2005.10撮影)
そんな海を私は週末を利用して、スノーケリングをしてきたのです。寒いかなあと思って潜った海は水温24℃。ウェットスーツの下にもう一枚来て潜ったのですが、昼過ぎでも全然寒くなかったです。もう夏が近づいているんだなあと、改めて実感しました。海の中はソラスズメダイやその卵(?と思われるもの)、クマノミやヤマブキベラ、ホンソメワケベラ、それからアカクモヒトデ、アカウニ、ラッパウニ……、ほんの10分潜るだけでも様々な生物に会えるんです(今回私は1時間ちょっと潜りました)。
写真:串本沿岸海域のソラスズメダイ(2005.10撮影)
今日はその週末に潜ってきた海である「串本沿岸海域」のある串本町で、海の保全や利用、またその周知の仕方について等、地元の方との話し合いする「串本会議」に出席してきます。地元の方にとっては生活の場でもあるこの海で、今後どのように関わっていき、保全と利用の両面でバランスのとれた付き合いかたが出来るのか…などなど、話の種は尽きませんが、地元の皆さんと一緒に考えていきたいです。
では、いってきまーす。
今日は吉野熊野国立公園の海について紹介します。
吉野熊野国立公園の熊野地域は、三重県尾鷲市から和歌山県串本町の海岸部がほぼ区域に入っています。以前日記に書いたことのあるウミガメの上陸する七里御浜や、7月に開館する宇久井ビジターセンターのある宇久井半島に囲まれた海(汀線から境界1kmまで)も国立公園になります。
潮岬周辺や二木島には海中公園もあります。海中公園とは公園内のすぐれた海中景観を保護するために指定された地区のことです。今年1月には、串本海中公園を含む串本の海が「串本沿岸海域」として、ラムサール条約に指定されました。
串本の海は黒潮が本州で最も接近していて、熱帯性の生物が多く見られます。なんと串本の海にはサンゴも見られるんですよ!その数、約120種!!少し潜れば、すぐ下はもうテーブル状のサンゴ(クシハダミドリイシなど)で海底が埋め尽くされているんです。素晴らしいです?。
写真:串本沿岸海域のクシハダミドリイシ(2005.10撮影)
そんな海を私は週末を利用して、スノーケリングをしてきたのです。寒いかなあと思って潜った海は水温24℃。ウェットスーツの下にもう一枚来て潜ったのですが、昼過ぎでも全然寒くなかったです。もう夏が近づいているんだなあと、改めて実感しました。海の中はソラスズメダイやその卵(?と思われるもの)、クマノミやヤマブキベラ、ホンソメワケベラ、それからアカクモヒトデ、アカウニ、ラッパウニ……、ほんの10分潜るだけでも様々な生物に会えるんです(今回私は1時間ちょっと潜りました)。
写真:串本沿岸海域のソラスズメダイ(2005.10撮影)
今日はその週末に潜ってきた海である「串本沿岸海域」のある串本町で、海の保全や利用、またその周知の仕方について等、地元の方との話し合いする「串本会議」に出席してきます。地元の方にとっては生活の場でもあるこの海で、今後どのように関わっていき、保全と利用の両面でバランスのとれた付き合いかたが出来るのか…などなど、話の種は尽きませんが、地元の皆さんと一緒に考えていきたいです。
では、いってきまーす。
2006年06月01日ウミガメ産卵、今年初確認です! 【動物 その他】
吉野熊野国立公園 熊野 鈴木さやか
みなさんこんにちは。熊野AR鈴木です。
6月に入りましたね。熊野地域では、タマアジサイやヤマアジサイが綺麗に咲き誇っていますよ。
先ほど乗り入れ規制パトロール(ウミガメパトロール)から帰ってきました。パトロール報告からすると、車等のわだち跡が確認できたポイントもあったのですが、パトロール時には乗り入れ車両は見られませんでした。わだち跡は大きな波や台風等が来ないと、なかなか消えないものなので、いつのものなのか判断することは難しいのですが、先月よりも確実に少なくなっていました。先月のパトロール時に報道関係の方が多く見られ、新聞等に取り上げてもらったことによる効果なのかなあと思いました。
さて先月24日、今年はじめて七里御浜でアカウミガメの産卵を確認することが出来ました。各地域で上陸情報もまだ上がってきていないときだったので、とても驚きました。今日のパトロールではその現場を確認しました。撮れたてほやほや写真を掲載します。
写真:七里御浜黒潮橋付近海岸(2006.6.1撮影)
この海岸に上陸し…
写真:2006.5.24 七里御浜黒潮橋付近に上陸したアカウミガメの途中穴(2006.6.1撮影)
産卵場所に適した場所を探し、一度掘ってはみたものの断念…
写真:2006.5.24 七里御浜黒潮橋付近に上陸したウミガメが卵を産み落とした穴跡(2006.6.1撮影)
もう少し奥に行き、砂の粒が細かいこの場所に決まり!109個の卵を産んだそうです。
※今回の産卵場所は、台風時に高波で洗われる危険性が極めて高いところであること等の理由により、卵を施設に移して孵化を見守ることになりました。
ウミガメが上陸した跡は、上陸直後であると浜の玉砂利が海水で濡れてキラキラと光り美しく、なんとも言い表せない気持ちになるそうです。産卵ロード、今年は私もお目にかかりたいです。
6月に入りましたね。熊野地域では、タマアジサイやヤマアジサイが綺麗に咲き誇っていますよ。
先ほど乗り入れ規制パトロール(ウミガメパトロール)から帰ってきました。パトロール報告からすると、車等のわだち跡が確認できたポイントもあったのですが、パトロール時には乗り入れ車両は見られませんでした。わだち跡は大きな波や台風等が来ないと、なかなか消えないものなので、いつのものなのか判断することは難しいのですが、先月よりも確実に少なくなっていました。先月のパトロール時に報道関係の方が多く見られ、新聞等に取り上げてもらったことによる効果なのかなあと思いました。
さて先月24日、今年はじめて七里御浜でアカウミガメの産卵を確認することが出来ました。各地域で上陸情報もまだ上がってきていないときだったので、とても驚きました。今日のパトロールではその現場を確認しました。撮れたてほやほや写真を掲載します。
写真:七里御浜黒潮橋付近海岸(2006.6.1撮影)
この海岸に上陸し…
写真:2006.5.24 七里御浜黒潮橋付近に上陸したアカウミガメの途中穴(2006.6.1撮影)
産卵場所に適した場所を探し、一度掘ってはみたものの断念…
写真:2006.5.24 七里御浜黒潮橋付近に上陸したウミガメが卵を産み落とした穴跡(2006.6.1撮影)
もう少し奥に行き、砂の粒が細かいこの場所に決まり!109個の卵を産んだそうです。
※今回の産卵場所は、台風時に高波で洗われる危険性が極めて高いところであること等の理由により、卵を施設に移して孵化を見守ることになりました。
ウミガメが上陸した跡は、上陸直後であると浜の玉砂利が海水で濡れてキラキラと光り美しく、なんとも言い表せない気持ちになるそうです。産卵ロード、今年は私もお目にかかりたいです。
7月はじめにオープンした宇久井ビジターセンターももうすぐ1ヶ月目を迎えようとしています。「ビジターセンターってなあに?」と疑問に思っている人が顔を覗かせてくれます。ビジターセンターに足を踏み入れたとたん、入り口の情報掲示板を見て「わあ、すごい。」といってくれた人もいました。地元中学生も宇久井半島の坂を自転車をこいで遊びに来てくれるそうです。うれしいですね。
その他にも、宇久井ビジターセンターには面白い来館者がたくさん来ます。クモやらカニやらトンボやら…。詳しくは宇久井ビジターセンターHPをご覧下さい♪ このHPでは、宇久井の自然情報をはじめ、ビジターセンターで行っている観察会情報も随時更新しています。和歌山の青い海を横目に、宇久井半島の自然から「わくわく」を見つけてみませんか???
宇久井ビジターセンター HPアドレス http://www.ugui-vc.jp