ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 神戸

171件の記事があります。

2011年03月22日摩耶詣祭【イベント】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。まだまだ寒い日が続いていますが、神戸の街は花粉症に苦しむマスク姿の方がたくさん歩いていて、春の訪れが着実に近付いてきている事を実感しています。

さて先日、摩耶山(まやさん)天上寺にて「摩耶詣祭」が行われました。
摩耶詣祭は、春の山開きを兼ねた行事として毎年春分の日に開催されています。



摩耶山には、古くから旧暦2月の初午の日に、近くに住む村人が飼い馬を連れて天上寺に参詣し、家畜の代表だった馬の息災と一家の無事繁栄を祈り、厄払いの後に護符を授かり、いただいた花かんざしで馬の頭を飾る、という珍しい風習があったそうです。
その風習から、摩耶詣祭では六甲山牧場からやって来た馬が、労をねぎらう菜の花とかんざしを授かる「御馬詣(おんまもうで)」が行われます。



また、摩耶柴燈(さいとう)護摩供が行われ、東日本大震災の犠牲者の慰霊と復興が祈願されました。



残念ながら悪天候のため、飾り馬の行進等は中止になりましたが、その迫力に圧倒されてしまうような、壮大で厳粛な独特の雰囲気に包まれた行事となりました。

東日本大震災で被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
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(摩耶詣祭が行われた摩耶山天上寺のHPはこちら→http://www.mayasan-tenjoji.jp/)

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2011年03月15日自然保護官等連絡会議【その他】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。
暖かくなったり寒くなったりと、冬と春とのせめぎ合いが続いておりますが、早く春の「寄り切り」の勝ちが見られる事を願っています。

さて、昨日今日と大阪市にある近畿地方環境事務所で「自然保護官等連絡会議」が行われました。
この会議は、近畿地方環境事務所と出先にある5つの自然保護官事務所(吉野・熊野・竹野・浦富・神戸)の自然保護官、アクティブ・レンジャー等が集まる、年に2回程度開催される会議です。
普段なかなか直接会って仕事をすることがないのですが、この会議で今年度の業務報告をしたり、来年度の業務計画等について情報共有したりします。



各自然保護官事務所ごとに業務の内容に特色があるため、他の事務所の報告を聞き、新たな発見が数多くありました。
以前、私の勤務する神戸自然保護官事務所は、書類の処理に追われる事も多々あると紹介しましたが(神戸自然保護官事務所を紹介した日記はこちら→http://c-kinki.env.go.jp/blog/2011/01/1192.html)、自然観察会や環境教育等の経験豊富な事務所もあり、それらを行う際の効果的な方法やコツ等々、大変勉強になりました。

普段、この「アクティブ・レンジャー日記」を更新している各メンバー達にも会う機会が無いのですが、この日はようやく会う事が出来ました。
各アクティブ・レンジャーも行っている業務も地域によって異なるため、普段思っている疑問や分からない事等を話し合い、今後の業務に役立つ情報をたくさん交換できました。

今回の会議で学んだ事を活かし、今後の業務に役立て、より良い業務を行っていこうと思います。

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シジュウカラの○○○の正解発表!!
(先週の野鳥クイズの日記はこちら→http://c-kinki.env.go.jp/blog/2011/03/1234.html)

さて、先週の私の日記で、番外編として鳥の名前の問題を出しました。
みなさん分かったでしょうか?

正解は
シジュウカラのカララでしたー☆



シジュウカラのウカラと思った人はいなかったでしょうか??

他にも面白い仲間たちがいるので、機会があればまた問題を出したいと思います☄

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2011年03月09日Wild Bird【動物】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

「サン(3)キュー(9)の日」

みなさんこんにちは。今日、3月9日は「感謝の日」だそうです。日頃からお世話になっているけれど、なかなかタイミングが無くて言えない感謝の言葉をこの機会に伝えてみてはいかがでしょうか☆

ところで、私は魚には詳しいのですが、その他の動物についてはほとんど知識がありません。今まで意識して鳥を観察する事がなかったのですが、管内の巡視をしていると多くの野鳥達に出会うことが出来ます。今日はそんな野鳥初心者の私から、野鳥クイズを出してみたいと思います。




第一問
私が近づいても全く逃げずに受け入れてくれた、野鳥写真第一号の心優しい鳥。
鳴き声は「ヒッヒッ」。
冬鳥として全国に飛来し、農耕地や川原や公園などにいる。
この写真の鳥は雄。

第二問
黒目がちな可愛い顔をした鳥。
鳴き声は「ギーッ」。
日本で見られる小型のカモメ類のほとんどがこの鳥。
お台場でも見る事が出来る。



第三問
外灯の上で夕陽を眺めてたそがれていたロマンチックな鳥。
日本のサギ類の中では最大と言われ、全長は約1m。
湖沼、水田、湿地、干潟などにいる。

第四問
この鳥は、全身が真っ白なセレブ感を漂わせた鳥。
全長は約60cm。
チュウサギに似ているが、チュウサギは冬にくちばしが黄色くなるのに対して、この鳥は冬にくちばしが黒くなり、サイズもやや小型。


どうでしょう?分かりましたか?

では正解発表です☆

第一問 ジョウビタキ
第二問 ユリカモメ
第三問 アオサギ
第四問 コサギ

野鳥に詳しい人なら簡単だと思いますが、私は一匹も名前が分かりませんでした。私と同じように野鳥の名前を知らない人も、アクティブレンジャー日記でちょこちょこ紹介していきますので、是非私と一緒に覚えていきましょう♪


番外編




環境省の国際生物多様性年国内広報キャラクターだった鳥。
この鳥の仲間には、アリンコのアリー・どんぐりのぐりん・かたつむりのでんでん達がいる。


答えは次回のアクティブレンジャー日記で発表します☄

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2011年03月02日つる伐り【植物】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。先日まで暖かかったので春は近いなぁ、と思っていたのですが、今日の神戸はとても寒いです。春はいつになったらやってくるのでしょうか。

さて、先日は淡路島の生石公園の巡視に行ってきました。
以前、生石公園の砲台について日記に書いた事がありますが(2010年12月2日 砲台好き必見!砲台跡地紹介【その他】 はこちら→http://c-kinki.env.go.jp/blog/2010/12/02/index.html)、その生石山砲台に向かう途中の道で貴重な植物が伐られている、という通報を受けて現地に向かいました。



現地を確認をしてみると、サカキカズラ・フジ・キヅタ・ノイバラ・テイカカズラ等の多くの種類の植物が伐られていました。
サカキカズラは兵庫県版レッドデータブックでCランクに指定された貴重な植物です。
サカキカズラのようなツル植物が絡み合っている景観は生石公園の特徴の一つで、巨木に巻きついたツル植物が至る所で確認できます。



今回伐られていたのは、道路沿いだけではなく、森の深い場所の植物も伐ってありました。実際に伐った方から話は聞けていませんが、ツル植物に巻きつかれた木を守るために、険しい山の中に入られたのだと思います。

一方、現場を教えて下さった方も、多様な生物を守りたい気持ちで、森の深い場所まで入り、伐られている場所を一つ一つ地図に書きながら確認してくださいました。

国立公園内で木や竹を伐採するためには、事前の許可が必要となる場合があります。ただし、間伐やつる伐り等、より良い森林を整備するために行われるもの等は例外となることもあります。今回のケースについて自然保護官に聞いてみたところ、やはり今の段階では判断材料が十分ではないので、すぐに判断するのは難しいということでした。

今回実際に現場を巡視して、自然を守るという事の難しさを実感しました。自然を守りたい気持ちも、見方によって対立してしまいます。本当に自然の為になる正しい行動とは一体何なのでしょうか。

自分なりの答えが見つかるように、これからも自然の姿や現状などをアクティブ・レンジャー日記で発信していこうと思います。

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2011年02月25日生首!?【その他】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

 





・・・な、なんだこれ!?まるで金剛力士像のようなこの顔は一体なんなんだ??

六甲山トンネル南口付近の巡視途中に、高さ約3mの場所に設置されている木でできた顔を発見しました。よく見ると口に穴が開いています。ローマにある「真実の口」は、偽りの心を持った者が口の中に手を入れると抜けなくなるといいますが、これは真実の口六甲山バージョンなのでしょうか。しかし設置されている所が高すぎて、手が口まで届きません。
うーん、何の目的で付けたんだろう。みなさんはこの顔が何だかわかりますか?



不気味だなぁ、と思いながらふと周りを見渡してみました。するとまた妙な物を発見しました。



もう分かりましたよね☆そうです、巣箱だったんです!
この場所は、神戸市と神戸市道路公社が行っている「デザイン都市・神戸」の取り組みの一環として実施している作品の一つで「バード・シティ」と名付けられています。「バード・シティ」は六甲山に生息する多様な鳥たちの為の小さなミニチュアの町で、愛らしい鳥たちを介して六甲山の豊かな自然と生態系を象徴するとともに、その尊さを個人個人が親しみを持って感じ取り、環境へのさりげない啓発のシンボルになる事を目指しているそうです。
巣箱の中を覗くことが出来ないので、近寄って耳を澄ましてみたのですが、残念ながら鳥の鳴き声はしませんでした。
次回の巡視の時に、あの生首の口に吸い込まれていく鳥が確認できたら報告したいと思います!!

(神戸市の行っている「デザイン都市・神戸」に関する情報はこちら→http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/design/)

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2011年02月16日兵庫県立甲子園浜海浜公園【動物】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。先日は神戸の街中にも雪が降り、まだまだ春は遠いなぁと実感しております。みなさんは風邪など引いていませんでしょうか?風邪を引かないように日頃から運動などで体力を付けておくことも大切です。私は週一回フットサルで体を鍛えています。みなさんも何か適度な運動をして暖かい春を迎えましょう☆

さて、先日は兵庫県立甲子園浜海浜公園の巡視に行ってきました。甲子園浜海浜公園は多くの渡り鳥が飛来する場所としても有名です。
今回の巡視は、最近ニュースや新聞でも取り上げられている「高病原性鳥インフルエンザ」にかかっている野鳥がいないかどうかの確認をする事が目的です。



甲子園浜自然環境センターの方に話を伺ったところ、今のところ野鳥の死亡はほとんど無いそうです。数週間前にウミネコとカモの死亡個体が見つかったそうなのですが、西宮市の検査の結果、高病原性鳥インフルエンザにはかかっていなかったそうです。



今年は例年に比べ、原因はわからないのですが、野鳥の数が少ないそうです。
しかし、甲子園浜海浜公園には色々な鳥たちが飛来していて、写真に写っているような面白い光景を見る事が出来ます。景色も良い所なので、鳥好きの方以外にも是非足を運んで欲しいと思います☆
(西宮市甲子園浜自然環境センターのHPはこちら→http://www.nishi.or.jp/contents/00002657000300025.html)

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死亡している野鳥を発見した場合、絶対に素手では触らずに、お近くの都道府県や市町村役場にご連絡下さい。(環境省よりお知らせしている高病原性鳥インフルエンザについての対処方法等の詳しい情報はこちら→http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/)

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2011年02月04日冬の「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」【イベント】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。

今日は、1月30日(日)に神戸市立六甲山小学校で開催された【2011年冬の「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」】の模様をお伝えします。

この「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」は、子ども達が六甲山の自然に親しみを持ち、楽しく学ぼう!というのが目的です。
今回は参加者39名が [A:子どもパークレンジャーコース] [B:ファミリーコース]と2つのコースに分かれ、午前午後の2部構成で行われました。

Aコースは小学校3年生以上を対象としたコースで、自然観察を通じて生き物の事を学ぶ環境学習がメインテーマです。
一方Bコースは年齢制限がなく、主に冬の六甲山を体験して、自然の楽しさや素晴らしさを体感するというのが目的です。なんと4歳の女の子も参加してくれました。


[10:00]
六甲山小学校の体育館で開会式が行われ、講師の先生の紹介とプログラムの説明が行われました。

[10:20]
いよいよ外に出てプログラム開始です。マイナス6度という気温の中、子どもたちは元気いっぱいに外に飛び出して行きます。




先生「なぜウツギの枝の中は空洞なのか分かるかな?」

子ども達「わかりませ~ん!なんで??」

先生「ウツギは枝の中身を作るエネルギーを節約して、その分を枝を伸ばす方に使って早く成長する作戦をとっているんだよ。ちなみにウツギを漢字で書くと、空(から)の木と書いて空木と書きます。」

子ども達「へぇ~!!」

[12:30]
体育館に戻ってきて昼食です。
【アケビグループ】の皆さんが作ってくださった豚汁も頂きました。
とても美味しかったです☆ご馳走様でした!

[13:15]
午後のプログラムの開始です。
お腹一杯で眠い目をこすりながらも、一生懸命先生の話を聞きながらメモを取っています。



先生が持ってきてくれた幼虫を観察したり、ほだ木の中の幼虫を掘り出して、冬の生き物の姿も観察しました。
「幼虫気持ち悪~い・・・」と言いつつも、首を伸ばして覗く子ども達。初めて見る幼虫はちょっと気持ち悪いけどついつい見たくなってしまう気持ち、懐かしいです。

[15:30]
閉会式で各班一人ずつ今日の感想を発表して終了となりました。



一日参加してみて、子ども達が本当に楽しそうに笑うのが印象的でした。
現代の子どもは昔に比べて外で遊ばなくなった、ゲームばかりしている、というような声を聞きますが、それは身近な遊び道具が【自然】から【ゲーム】になってしまったからで、現代の子ども達も自然の中にいれば楽しそうに遊ぶんです。普通に生活していると、なかなか自然の中で遊ぶ機会は少ないかと思いますが、実際に自然の中に入れば、色々な事を感じ、多くの事を学ぶ事が出来ます。
今後もこのような貴重な経験の出来るイベントが続き、また、多くの人に参加してもらって、自然の良さを知ってもらえたら嬉しいです。皆さんの周りでもこのようなイベントがあったら是非参加してみてくださいね☆

子ども達にとって自然をもっと身近なものにして、楽しさや素晴らしさを知ってもらうために、自分に何が出来るのかを模索していこうと思います!

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2011年01月26日神々が最初に創った島・・・【その他】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。
日記の出だしの話題を考えてみるのですが、寒い事以外思いつかないぐらい寒いですね・・・
神戸自然保護官事務所は7Fの端の方にある為か、なかなか室内が暖まりません。なので、暖かくなる物を着込み、温かい緑茶を飲んで「ウォームビズ」を実践しています。
(環境省の推進しているウォームビズのHPはこちら→http://www.challenge25.go.jp/practice/warmbiz/warmbiz2010/
皆さんも是非HPを参考に実践してみてください☆)

さて先日、題名にもある通り、神々が最初に創ったと言われている島へ巡視に行ってきました。
淡路島の南側に浮かぶその島は「沼島(ぬしま)」と言います。

古事記によると、太古の昔、イザナギとイザナミの二柱(神を数える単位は「柱」)の神が天沼矛を海中でかき回し、引き上げた矛先から滴り落ちた塩が固まって「おのころ島」が出来たとあり、日本列島で最初に誕生した「おのころ島」が現在の沼島であるという伝説が残っています。

そんな神秘的な沼島の紹介をしたいと思います。

沼島港から南東の方へ伸びている歩道を歩いてみると、周りが多くの植物に囲まれていて、たくさんの野鳥の鳴き声も聞こえます。(残念ながら何の野鳥なのか分かりませんでした。)



近畿自然歩道に出たので、左折すると沼島灯台が見えてきました。



高さは約12m程ですが、存在感があります。

再び近畿自然歩道を歩くと「上立神岩(かみたてがみいわ)」が見えてきました。



この「上立神岩」は高さ約30mで、沼島のシンボルの岩です。
1712年頃出版された和漢三才図会(わかんさんさいずえ)という百科事典では、浦島太郎でも有名な竜宮城伝説の表門とも言われています。

昨今ではパワースポット等が流行っていますが、是非一度神秘の沼島へ訪れてみてはいかがでしょうか☆


ところで、「上立神岩」を見て何か気付かれたでしょうか?
気付いた方は2月14日に良い事あるかもしれませんよ☆


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本日ご紹介した「沼島」の詳細はこちらからどうぞ→http://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/index/page/4d35e49b9b1a668d86364fa42375be68/

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2011年01月20日成ヶ島クリーン作戦【イベント】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

相変わらずの寒さの中、巷ではインフルエンザが流行っていますが、皆さんはいかがでしょうか。私は去年の年末に予防接種を打ちましたので、今のところピンピンしております。

さて、1/15日(土)に淡路島由良地域の成ヶ島で、地元の方々による「成ヶ島クリーン作戦」が行われました。
「成ヶ島クリーン作戦」は成ヶ島に漂着してくるゴミを拾い、成ヶ島の貴重な自然環境を守る為の活動です。毎年年1回行われ、20年以上も続いている行事です。

小雨もぱらつくあいにくの空模様でしたが、成ヶ島を美しくする会・由良中学校・洲本市役所等の多くの方々が参加し、各自1袋90L容量のゴミ袋を持ち、午前10:00からゴミ拾いが始まりました。
ゴミの中にはペットボトルを始め、弁当の容器・ゴルフボール・車のタイヤ等があり、中でも一番多かったのが発泡スチロールのゴミでした。
この発泡スチロールゴミは何ともかさばり、とても運びづらいのですが、地元のベテランさんは発泡スチロールに穴を空け、拾ったゴミの紐を通してガラガラと引きずっていました。「年寄りは楽して運ばないとな。ゴミでゴミを運ぶっていうのはエコで良いだろ!」とおっしゃっていました。



皆さんの協力により、合計で約200袋のゴミが集まりました。

この日はサプライズゲストとして、国土交通省 近畿地方整備局 神戸港湾事務所所属の海洋環境船「Dr.海洋」がやってきてくれました。
(国土交通省 近畿地方整備局の海洋環境整備船に関する情報はこちら→http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/kobegicyo/sempaku/sempaku.html)
集めたゴミを船で回収してくれるという事で来港してくれたのですが、残念ながら成ヶ島の周りは水深が浅く、直接接岸する事が出来ない為、小型船に一度ゴミを積み込んでからDr.海洋まで運ぶ事になりました。


以前から集められていたゴミ袋も合わせて、約300袋のゴミ袋を回収してもらいました。

ゴミ拾い終了後には由良中学校PTAの方々が作ってくれた豚汁とタコ飯を頂きました。


寒い中食べた豚汁はとても美味しかったです。ごちそうさまでした☆

今回「成ヶ島クリーン作戦」に初めて参加させてもらいましたが、地域の方々が一丸となって行うイベントはとても素晴らしいものだと改めて実感しました。このような地域の活動によって、由良中学校の生徒さん達のような若い人にも、自然の大切さや生物の尊さが伝わっていくのだと思います。是非これからも続けていってほしいです。

最近は地域のイベントに参加することが難しくなってきているのかもしれませんが、もし皆さんの周りでもこのようなイベントがありましたら是非参加してみてください☆

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2011年01月13日いきものみっけ【おしらせ】

瀬戸内海国立公園 神戸 小保根聡

みなさんこんにちは。神戸アクティブレンジャーの小保根です。

突然ですが、環境省生物多様性センターが行っている「いきものみっけ」をご存知でしょうか?
小さな草花から大きな動物まで、ありとあらゆる全ての命はつながっています。色々な生き物が存在している事を「生物多様性」といいますが、この生き物のつながりの大切さを学ぶ為に始まったのがこの「いきものみっけ」という企画で、身近な生き物を見つけたら写真を投稿してみんなで教え合おう!!というものです。
「いきものみっけ」は2009年から始まり、みんなのみつけた生き物の数は10万件を超えています☆

【「いきものみっけ」はこちらから → http://www.mikke.go.jp/


せっかくなので私も投稿してみることにしました☆

まずはアドレス等を登録してログインします。

次に“みっけ報告”をします。
今回は淡路地域の成ヶ島で見つけたヤマナメクジを報告したいと思います。

必要事項を記入して・・・



見つけた生き物の画像を張り付けて、送信ボタンを押します。



すると報告が完了しました。

私の投稿したヤマナメクジも無事投稿されました☆

投稿した報告は“データを見る”から見る事が出来ます。



投稿されている多くの写真を見てみると、季節や場所によって様々な表情を見せる生き物の姿を見る事が出来ます。みなさんの住んでいる周りにもどのような生き物がいるのかチェックしてみるのも良いかもしれません。
また、みつけた数の多い人のランキングもあるので、自信のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか☆

投稿するのはとても簡単なので、身の回りの生き物を発見したら是非投稿してみてください☆ちなみに携帯からも簡単に投稿できますよ♪

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