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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年8月 1日

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2019年08月01日熊井浜をみんなで守り育てよう!

山陰海岸国立公園 浦富 澤恵美子

 みなさま こんにちは。浦富自然保護官事務所の澤です。

浦富海岸では7月10日に海開きも終わり、いよいよ夏本番。去年は記録的な猛暑でしたが、今年はどんな夏になるのでしょう。

 浦富海岸は、全長15kmの岩石海岸です。日本海の荒波によってできた入り組んだ海岸、松を抱いた小島が連なる景観のすばらしさから「浦富八景」と称賛されています。鴨ヶ磯や城原海岸、菜種五島などが有名ですが、今回は、熊井浜で行われたイベントについて紹介します。

 熊井浜は浦富海岸の東端にあり、白い砂浜、透き通った海が大変美しい海岸です。近年、北アメリカ原産の外来植物であるオニハマダイコンが繁殖し、熊井浜特有の植物が減少していました。そこで、オニハマダイコンの除去作業を行い、後は自然の力で、熊井浜本来の植物が戻ってくるための環境作りを地元のガイド団体の方々と共に行っています。

今年で5回目となりますが、これまでの活動のおかげで、今年はオニハマダイコンを探さなければ見つけられないくらい、減少していました。平成29年度が33.7kg、平成30年度は17.8kgでしたが、今年度は1.75kg、去年よりも10分の1に減っています。

オニハマダイコン、スナビキソウ、オカヒジキ

右がオニハマダイコン、左がスナビキソウ、上の二株がオカヒジキ

 今年は外来植物のオオハマガヤの除去も行いました。オオハマガヤはハマニンニクと似ていますが、根元が赤いのが特徴です。オオハマガヤを取り除いた重さは、29.5kgでした。

ハマニンニク、オオハマガヤ

右がハマニンニク、左がオオハマガヤ

 除去作業の後は海岸清掃活動です。漁網やロープなどの漂着ごみも回収しましたが、海岸の端にたき火の後が2カ所ありました。白い砂浜に、黒いたき火の後は、よく目立ちます。次のたき火を誘発しないように、できるだけ小さな炭も回収し、砂をならして終了です。

外来植物除去作業も終わり、清掃活動で浜もきれいになりました。

 熊井浜の入口に立つと、目の前には青い空、青い海、白い砂浜、たくさんの植物が風に揺れ、美しい景色に胸がいっぱいになります。

熊井浜

青い空、青い海、白い砂浜

熊井浜の海

透き通った海 

ハマニンニク、ハマゴウ、スナビキソウ

ハマニンニク、ハマゴウ、スナビキソウなど

 浦富海岸は、定められた場所以外キャンプ、バーベキュー、たき火は禁止です。

ゴミは必ず持ち帰りましょう。

 地元の方々の活動で大切に守られている熊井浜のうつくしい自然が、いつまでも続いて欲しいと思います。

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