ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年5月

2件の記事があります。

2018年05月29日雨の季節に見える花

吉野熊野国立公園 青谷 克哉

急に気温が上がり、所によっては30℃になろうかという日があったと思えば、肌寒く一枚羽織ろうかなんて、気まぐれな気候が続く今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?吉野自然保護官事務所の青谷でございます。私はすっかりやられてしまい、風邪のような症状が出てしまいました。精進が足りませんでしたね。

さて、5月を過ぎれば雨の多い時期になってきます。今年は空梅雨にならないことを祈るばかりですが、それでも山に行くときは晴れが続く方がいいですよね。雨が降ると山にも行きにくいものですが、そんな時期だからこそ見られるものというものも当然あります。

吉野熊野国立公園吉野地域では、弥山、八経ヶ岳周辺で、6月から7月にかけて、オオヤマレンゲという花が咲きます。

オオヤマレンゲ

これがオオヤマレンゲです。弥山、八経ヶ岳周辺は、「オオヤマレンゲ自生地」として国の天然記念物に指定されています。

登山バッチ

大峰山系登山記念バッチにもばっちりデザインされております。漢字では「大山蓮華」と書くのですが、「大山」は大峰山のことで、「大峰山に咲く蓮に似た花」ということでこうなったと言われております。オオヤマレンゲは、ハスではなくモクレンの仲間で、学名にもMagnolia というモクレンを指す単語がはいっています。

奈良県版レッドデータブックでは絶滅寸前種に指定されており、環境省では、オオヤマレンゲをニホンジカの食害から守るために、防鹿柵を設置するなどして保全に努めております。皆さんも、可憐な花は愛でるだけに止め、決して無体なことをされませぬようお願い申し上げます。

これからの季節、急な降雨や雷には十分注意していただき、備えを万全に、お気を付けて登山を楽しんでください。それでは、今回はこの辺で、ご機嫌よう。


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2018年05月25日大台ヶ原から見える空と海

吉野熊野国立公園 吉野 小川 遥

 皆さま、こんにちは。吉野の小川です。

 まだ肌寒い日もありますが、いつの間にか夏を感じる季節となりました。春の味覚を堪能した私は、

次は夏のおいしい味覚を逃さないようアンテナを張り巡らせている今日この頃です。もちろん、大台ヶ原

担当アクティブ・レンジャーとして、日々変化する大台ヶ原の魅力的な姿を捉える機会も狙っております。

 そこで今回は、数時間のうちに目まぐるしく変化していった大台ヶ原をお見せします。

 この日は雲が低く垂れこめて視界も悪く、景色は望めそうにない...と思いきや、強い風が吹いており、

一瞬、雲の隙間に緑が見えました。

雲に覆われた正木峠木道階段

雲がはれつつある木道階段

 そしてまた雲に覆われてしまい残念...と思いきや、次の瞬間には青い海と空が姿を現しました。

霧がはれた木道階段からの展望

 5月中旬ながら強い風が吹きすさぶ寒い日でしたが、霧に包まれた幻想的な姿から澄んだ青が広がる姿への急速な変化を何度も実感できる時でした。

 他の登山者からの歓声も聞こえ、まるでどんどん流れる雲の中を歩いているような気分だったのではないでしょうか。

 いつの間にかどんよりした雲は消え、南を見ると眼下に広がる尾鷲の海と空、振り返ると遠くに連なる山々を望むことができました。これぞ海に近い大台ヶ原ならではの景色ではないかと思います。

正木峠から望む海と空

正木峠木道階段からの展望

 今は新緑真っ盛りの季節を迎え、様々な鳥たちがさえずる恋の季節を感じることも出来ます。是非その一瞬一瞬の体験を味わいにお越しください 。

 さらに吉野自然保護官事務所では、下記の日程で、楽しく詳しく大台ヶ原の自然や自然再生の取り組みなどを知ることができるイベントを予定しております。パークボランティアやアクティブ・レンジャーと一緒に、東大台を散策してみませんか。

皆さまのご参加をお待ちしております。

☆吉野熊野国立公園 大台ヶ原地区自然観察会☆

日程:6月10日(日)、7月7日(土)、7月22日(日)、8月11日(土・祝)、8月18日(土)、

10月7日(日)

詳しくは下記のHPをご覧ください!

HPhttp://kinki.env.go.jp/to_2018/post_123.html

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